今月に入って、私のFXの取引成績が絶好調で、今のところ資産を増やすことができていますが、これからの為替相場、特にドルがどのように値動きしていくのか非常に気になるところです。
今回は、現時点で私が予測している値動きについてご紹介したいと思います。
今月のドル円相場値動き(9月前半)
今月9月前半戦のドル円の値動きは以下のとおりです。
ご覧の通り、緩やかに円高傾向にあり、特にここ数日、顕著になっています。
104円20銭あたりまでは、円高になって行きそうですが、そこから先に進むのか攻防がありそうです。
この壁を割り込んでしまえば、大きく円高に振れていくこともあるかもしれません。
FRBの政策
FRB(米連邦準備制度理事会)は、当面(2023年)までは金利上昇政策はとらないと予想されています。トランプ大統領は今までも政治的に発言を繰り返してきていますので、場合によっては圧力がかかるかもしれませんが、米国金利は据え置かれると言うことで市場は認識しています。
金利上昇よりも、むしろマイナス金利にした場合には、市場の混乱を招く恐れもあります。
日銀の動向
日本では8年ぶりに首相が交代しましたが、日本政府の金融政策は大きく変わらないと思われます。これに伴って、日銀のマイナス金利政策も継続されると思います。約8年にわたって行われてきたアベノミクス、日銀の異次元緩和の状態は、安倍政権で官房長官であった菅さんが首相に就任したことで、継続されることは濃厚です。
長期的には円高基調が続くと思われる
当面、FRBも日本銀行も金利政策等は現状が継続されると言うことになれば、今緩やかに継続している円高傾向は、今後も続いていく可能性が高いです。どちらかの金利政策が変更されて行かない限りはこの状況が変わることはありません。
FRBと日銀の政策に左右されることは心配
いま、各国政府が行っている金融政策(量的緩和、経済対策)などの影響により、遅かれ早かれインフレが予想されます。市場に流通するお金の量が増えていけばインフレになって行くことは経済の常識です。米国政府、日本政府、FRBと日銀が行う金利政策によっては、ハイパーインフレになることもあるかもしれません。
今のゼロ金利等の出口戦略をしっかり考えておかなくては、経済が取り返しつかない状況にもなるかもしれません。
経済の実態に伴わない、金利政策主導の為替相場の動向は、結果として経済へ悪影響を与えてしまうのではないかと心配しています。
まとめ
非常に抽象的な記事内容になってしまいましたが、私の結論としてはこれからも円高ドル安の傾向が続くと言うことです。
日銀や日本政府の方針は、内閣総理大臣が替わったことによって変更されるとは到底思えません。また、アメリカやFRBの方針もアメリカのインフレ率が2%を超えるまでは、特に変更されることはないと思います。今の予想では、2023年ぐらいまでは現在のような経済情勢が続くと予想されています。
新型コロナウイルス感染症に関してワクチン等が開発され終息に向かえば、株式市場が爆発的に暴騰することも予想されます。その時に各国政府や中央銀行がどのような政策をとるのか非常に気になるところです。経済がインフレ方向へ動き出したときに、金融の引き締めのタイミングなどを見誤ってしまえば、経済は取り返しがつかない状況になりかねません。
各国政府や中央銀行の動向を注視しながらも、為替取引(FX)は円高ドル安方向で利益を重ねていきたいと思います。