また、やらかしてしまいました。
FXの話ですが、この10日間で資金の10%を溶かしてしまいました・・・
ついついカッとなって、掛金を増やしてポジションを取って裏目に出て、更に赤字を出して、損切り⇒後追い⇒損切り⇒後追いの繰り返しで損失が増えました。
冷静になって、立ち止まっていれば、こんなことにならなかったのに、まだまだ自分の気持ちをコントロールすることができません。
しばらくは、デイトレードではなくスイングトレードで出直したいと思います。
今回でも、思いましたが、やはり投資で必要なのはメンタルコントロールだと思います。今回は投資においてのメンタルコントロールについて書いてみたいと思います。
メンタルコントロールが全てとは言いませんが、投資、特に株やFXで勝つためには、絶対に欠かせない要素だと言えます。自分のメンタルをしっかりコントロールして、明日からの投資に活かしていきましょう!
トレードによる心の変化
株式投資において、新規の株を購入した場合や、空売りした場合には、その瞬間から自分自身の心に少なからず変化が生まれます。
不安
まず、訪れるのは不安です。「自分が購入したら、値が下がった。」「空売りしたら、値上がりした。」こんな時には、このまま自分が思った方向と逆方向へ値動きしてしまうのではないかという不安が襲ってくるはずです。これは、どんなに経験を積んでいても常に発生すると思います。
この不安に耐えきれない場合、損切りをすることになるのですが、損切りした直後に値を戻す動きになってしまうことは往々にしてよくあることで、結果として損切り貧乏に陥ってしまいかねません。
自分のシナリオの範囲であれば、この不安に打ち勝たなくてはなりません。
恐怖
含み損を抱えてしまったときには、恐怖を感じると思います。
人間は、喜びにくらべて恐怖は3倍以上強く感じると言われています。例えば、自分自身の場合に当てはめて考えて欲しいのですが、1万円を儲けたときと1万円を失った時どちらを強く感じますか?同じ1万円ですが、1万円を失った方が強烈に印象に残るはずです。
一度でも、投資で損失をしてしまった人は、含み損を抱えてしまったときには、また同じように損してしまうのではないかと恐怖を感じることになります。
欲望
連戦連勝しているとき、「自分は天才だ!必ず当たる!」と思うと思います。
こういう時に陥りがちなのが、今まで以上に投資金額を増やしてしまうことです。必ず当たるのだからもっと賭けて儲けよう。特に銘柄選びやポジションをとるタイミングを気にしなくなりがちです。
更に、勝ち馬に乗りたくなり、高値掴みをしてしまったりもします。
このように、ポジションを取らない時には感じない感情を多かれ少なかれだれでも抱きます。
心の変化による投資ルールの変更
不安、恐怖、欲望の感情に負けてしまった場合には、自分が設定した投資ルールを変更してしまうこともやってしまいがちです。
含み損を抱え、自分の損切りポイントに達していても「こんなはずではない。これからきっと値上がりする」などと言うルール変更をやってしまうこともあると思います。
こういうことをしていてはいつまでたっても勝つことはできませんし、再現性のある投資法にたどり着くことはできません。
取引中は自分の投資ルールシナリオに従う
とにかく、自分が決めた投資ルールには必ず従って投資をすることに努めなくてはなりません。そこで勝とうが負けようが、トレードが終了した時点で、冷静に反省し、客観的に投資ルールを修正すると言う作業をします。
自分が決めた投資ルールを修正するためには、基となる投資ルールは守っておかなくては、方向が定まりません。
臨機応変な対応も必要な時がありますが、それは自分が経験を蓄積していったノウハウで行うものであって、ポジションを取ってるうちは必ず自分のルールに従うべきです。
自分のシナリオにない値動きをした場合には一度撤退する
経験が浅いうちには必ず自分が用意した何種類ものシナリオに当てはまらない値動きをすることがあります。その時には、一度その場で撤退をしてみることも必要です。
「こんなはずじゃない。タイミングが少し遅くなっただけで、この後は必ず値が上がる。」などど、ポジションを取っていれば必ず自分なりのバイアスがかかることはよくあります。このような時はかなり危険な状態です。
客観的に見つめなおすためにも、一度退場し冷静になることが必要です。
勇気ある撤退は必ず必要です。
取引結果を分析し、必要であればルールを更新する
この世の中に、100%当たると言う投資法はありません。負ける回数をできる限りへらし、負ける金額も減らしていくことが、勝ち残っていく唯一の方法です。
1回の取引で勝っても負けても必ず結果を分析して、冷静になった自分の目で見て必要があるのであればルールを更新していかなくてはなりません。
自分のルールシナリオを信じて参戦する
一度でも、負けてしまうと、自分のルールや自分自身がトレードに参戦すること自体に恐怖を感じてしまい、参戦できないこともあるかもしれません。
その場合には、投資金額をできるだけ下げてみて、参戦してみるのも有効な手段です。
そこで、勝つことができれば自分のルールを信用できるようにもなります。
ルールの更新、シナリオの蓄積
はじめから完ぺきなルールは存在しませんし、時代とともに適合するルールも変わってきます。ルールは常にマイナーチェンジしながら市場に対応していかなくてはなりません。
また、シナリオもトレードの経験しなくては蓄積できません。
「こういう値動きの時には、値上がりする傾向が高いが、10回に1回は大幅に値下がりする」など大雑把ですがそのようシナリオが蓄積されていきます。経験則、相場観というものかもしれませんが、そういった蓄積が、相場から退場せずに残っていくため必要です。
100%の勝ちはないことを理解する
とにかく、100%の勝ちはありません。
この事をしっかり理解できれば、不安・恐怖・欲望という自分の感情に打ち勝つことができます。
逆に言えば、メンタルをコントロールする方法は、100%の勝ちはないと言うことを理解すると言うことになると思います。
まとめ
とにかく、株式投資やFXなどのトレードに参加した場合には、必ず、不安、恐怖、欲望が渦巻くと思います。
この感情が、冷静な判断を狂わし、大損へとつながってしまいます。
この感情をコントロールするためには、100%の勝ちはないということを理解すればできます。
もしコントロールできない場合は、一度撤退してみることも絶対に必要です。そうすることで、冷静に自分を見つめなおすことができます。
本来であれば、含み損を抱えている状況をできるだけ短くしてやれば不安や恐怖などの感情で、判断を狂わせることは少なくなるのですが、私たちのようなアマチュアの場合、スキャルピングやデイトレードなどの短期トレードではプロに勝つことはできません。どうしてもスイングトレードなどの中長期的なトレードをしなくてはならず、含み損を抱えてしまえば結果として長い間、不安などの感情を抱えなくてはなりません。
ですので、プロ以上に我々投資初心者は特にメンタルコントロールが必要になります。
何度も繰り返しますが、100%勝つ投資法はありません。負けはつきものですから、自分を信じて投資を行いましょう。
こやって書いてますが、自分へのメッセージでした。失礼しました。