特別定額給付金を受け取るための申請手続きは、現在、2種類の方法が考えられていると先日の記事でご紹介しました。
1つ目は郵送。
皆さんが住んでおられる市区町村から申請書類が送られてきて、必要事項を記入し、身分証明書、銀行口座のわかる書類を添付して、返信用の封筒に入れて送り返す方法です。
これは良くなじみのある方法で、簡単にイメージできると思います。
もう1つの方法がオンライン申請(インターネット経由)。
オンライン申請はただ単にサイトにアクセスすればよいものではなく、アクセスするために下準備が必要です。
今回は、このオンライン申請に必要なマイナンバーカード発行を中心に、必要な手続きをお教えします。
マイナンバーカードの発行
給付金をオンライン申請しようと思えばマイナンバーカードは必須
特別定額給付金をオンライン申請で受け取ろうと思えば、マイナンバーカードが必要です。まだ、持っていない人は、まず、マイナンバーカードの発行から手続きを始めることになります。
そもそもマイナンバーって何?
マイナンバーとは、日本に住民票を有するすべての方(外国人の方も含まれます。)が持つ12桁の番号です。
※原則として生涯同じ番号を使っていただき、マイナンバーが漏えいして不正に用いられるおそれがあると認められる場合を除いて、自由に変更することはできません。
出展:内閣府マイナンバーホームページ
ということで、皆さんに以前「個人番号通知カード」というものが届いていたかと思います。その通知カードに書いてあるのがあなたのマイナンバー(個人番号)です。
マイナンバーカードとは?
マイナンバーカードは、住民の皆様からの申請により無料で交付されるプラスチック製のカードです。 カードのおもて面には御本人の顔写真と氏名、住所、生年月日、性別が記載されていますので、本人確認のための身分証明書として利用できます。 また、カードの裏面にはマイナンバーが記載されていますので、税・社会保障・災害対策の法令で定められた手続きを行う際の番号確認に利用できます。
出典:内閣府マイナンバーホームページ
自分が申請して初めて交付されるカードです。今はほとんど身分証明書のみに利用されていますが、このカードのIC部分を利用してあと数年後には保険証に利用したりすることになり、生活に欠かせないものになりそうです。
マイナンバーカードの発行手続きは?
郵送、スマホ、パソコン、証明用写真機(マイナンバー対応機種)、市区町村窓口で申請手続きができます。私もスマホでしてみましたが、簡単でした。
発行手続きをし、添付ファイルにエラーがなければ約1か月程度でマイナンバーカードが出来上がります。
マイナンバーカードが出来てお住いの市区町村に届くと、皆さんにお知らせが届きます。その通知をもって、市区町村の窓口に取りに行くことになります。ここが重要なところで、公の機関が証明(公的認証)するために、必ず本人を役所窓口で確認するというところが、このカードの信頼されるところです。
役所窓口での手続きはパスワードの設定など若干時間がかかりますのでそのつもりで出かけるのがおすすめです。
また、市区町村で対応できるところと対応していないところと別れますが、「交付前申請」もできます。これは、見かけたことがあるかもしれませんが、役所が職場やショッピングモールなどに出かけてマイナンバーカード交付申請を受け付けたりしていることがあるかと思います。このように本人確認をカード交付前にしてしまう方法を「交付前申請」と言います。
特別定額給付金の交付を申請するサイト「マイナポータル」とは?
マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスです。子育てや介護をはじめとする行政手続がワンストップでできたり、行政機関からのお知らせを確認できたりします。
出典:内閣府マイナンバーカードホームページ
マイナポータルは、将来的には行政の手続きが市区町村の窓口に行かなくても全てここで完結することが目標となっているサイトです。
またマイナポータルは他の民間のポータルサイトと同様、IDとパスワードの設定が必要となります。この際にマイナンバーカードも活用します。
スマホで利用する場合には、まずはじめに、マイナンバーカードを手元に準備し、スマホに必要なアプリをダウンロードします。アプリの画面の指示に従い利用者登録をして完了です。
パソコンで利用する場合には、ICカードリーダライターをパソコンに接続して利用者登録を行います。
この利用者登録がおわれば、マイナポータルで申請ができるようになります。
※お住いの市区町村で特別定額給付金の手続き準備ができるまでは、申請手続きまで来ませんのでご注意ください。また、申請が開始されてから3か月で終了しますので、注意してください。
マイナポータルで特別定額給付金交付申請に必要な書類は?
マイナポータルからアクセスして申請する場合、必要な書類は銀行口座がわかるものになると思います。(現在、詳細が決まってないので、具体的に何と言えません。)
このサイトにログインできていれば本人確認が要らないので、本人確認書類の提出は必要ないということです。
ご覧の通り、現在申請はできません。ご注意ください。