金・銀・プラチナ取引とは
金・銀・プラチナ等の貴金属取引はかなり昔からある投資方法です。
特に金・銀は通貨として使用されてきた歴史もあり、投資の対象としてあまり違和感がないと思います。
こういった貴金属は株などと違い、そのものに価値があります。様々な宝飾品であったり、自動車等の工業製品の原材料であったりという価値です。
貴金属という現物を所有することによって、景気や経済情勢に左右されない価値を保有できます。
貴金属を取引する方法としては基本的に3種類あります。
①.貴金属店で購入する。
②.ETFで購入する。
③.純金積み立てで購入する。
もちろん、売ることともできます。
金・銀・プラチナ取引のメリットは
一言で貴金属と言っても、それぞれの貴金属で値動きの特性が全然違います。それぞれの特性とメリットをご紹介します。
【金】
世界中で安定して一定の価値があり、インフレ等になってくると価値が上がっていく。固定資産税のかからない資産で、株式会社等と違い倒産のリスクがない。株価とは相反する値動きをすることが多く、世界情勢が不安定な時は保有すべき。
【銀】
金に比べて市場が狭く、値動きが激しい。基本的に自動車産業と連動した値動きをすることが多い。短期間で利益を出しやすい。
【プラチナ】
世界の生産は大半が南アフリカで占めている。南アフリカの情勢で大きく値動きする。以前にも電力供給不足等によって生産量が激減し、価格が高騰したことがある。南アフリカの情勢が急激に変化するときは大きくリターンを受けるチャンス。
金・銀・プラチナ取引のデメリットは
メリットと同様、デメリットも貴金属それぞれで違います。
【金】
利子や配当がないので、利率が上がった場合は損した気分になる。
長期保有が基本なので、短期保有で売買したときは基本的に損をする。
現物を保有して入れば盗難の恐れがある。
【銀】
産業の景気に左右されるので景気が下向くと同様に下がることが多い。
大型の取引があれば、急激に価格変動が起こる。
【プラチナ】
一国の政治や経済情勢で大きく価格が変動する。投資の経験がないとかなり難しい。
まとめ
株などの投資の話が出ても、なかなか貴金属の話は出ません。まだまだ我々庶民には手の届かない投資という考え方があるのでしょうか。
世界各国の経済情勢は後退局面を迎えることは間違いありません。
その時大きな効果を表すのはこの貴金属投資だと思います。
もし、余裕があるのであればぜひやってみてください。今まさにチャレンジする絶好のタイミングだと思います。
私見
20年ぐらい前にも貴金属に興味を持ち色々調べていましたが、その頃に比べると異常に金の値段が高いように感じます。正直なところ今の価格は適正価格ではなく高騰しすぎなのではないかと疑心暗鬼になっています。もちろん元本保証はありませんので、全力で貴金属投資はお勧めできません。