株やFXをしている人は必ず悩むと思うのですが、どのようなスパンで取引すれば一番儲かるのか?
私もさんざん悩んで、いろんな書籍や動画を見てみましたが、結論として、私のようにサラリーマンの副業で株やFXなどをするなら、スイングトレードが一番良いと思います。
今回は、スイングトレードがなぜ良いのか詳しく解説していきたいと思います。
今回の記事をご覧いただき、賛同される方はぜひ実践してみてください。
スイングトレードって何?
デイトレードはよく耳にすると思いますが、スイングトレードって何でしょう。
スイングトレードとは、FX取引で言えば売りや買いのポジション(建玉)を1日から数週間程度、同じトレンドが続いている間は、そのポジションを保有し続けるというトレードスタイルです。株でいえば、短期間株を保有して1日から終週間で利益を確定するトレードスタイルになります。
トレードの種類
短期取引は基本的に3つのトレードスタイルがあると言われています。
短期売買(ミリ秒~数分)を繰り返す「スキャルピング」、1日で売買を終わらせる「デイトレード」、1日から数週間のポジションを保有する「スイングトレード」です。
この中で、FX初心者に一番向いている方法がスイングトレードです。
短期取引とは別に長期取引もあります。長期取引は1か月単位~年単位まであります。
基本的に相場の上昇トレンドや下落トレンドを、チャートなどを見て予測しながら、売買を行います。
チャートの期間が短くなるほど、トレンドの予測が難しくなります。つまり、利益を出すことが難しくなるというわけです。
スイングトレードのメリット
①サラリーマンなど副業の人でもトレードしやすい
スイングトレードは、数日から数週間、ポジションを保有したままとなります。
そのため、チャートを確認するために、常にパソコンやスマホに張り付いて、相場の小さな上下動に気をもむ必要はなく、一般的には、日に1度から数度チャートを確認する程度で済むようです。指値や損切り(逆指値)を注文の時点で設定していればチェックする必要もありません。
サラリーマンのように、本業で日中忙しく、トレードのための時間が取れない人でも、取り組みやすいトレードです。
②1回のトレードで大きな利益
保有期間が長いため、うまくトレンドに乗れば、短期売買よりも、1回の利益を伸ばしやすいトレードです。
スイングトレードのデメリットとリスク
①レンジ相場だと利益が出しにくい
FXでは、大きく相場が変化する上昇、下落トレンド以外に、「レンジ相場」と呼ばれる、方向性がなく一定価格を行ったり来たりする相場があります。
ドル/円相場で例えると、1ドル=100.00円~1ドル=100.10円の間で、ジグザグするチャートが描かれるときです。わずか10銭の幅でしか相場が動きません。
スイングトレードは、相場に方向性が出て、大きな流れに乗らないと利益が出せないため、レンジ相場だと売買しにくいことがわかります。
さらにレンジ相場が終了するタイミングで、相場は上昇か下降に大きく動く傾向があります。そのため、どちらに動くかを読み間違えると、大きな損失を被る可能性もあります。
株の場合は、レンジ相場で参戦することは、まずあり得ないので、この項目は該当しません。というか、レンジ相場の株を買うのはバリュー株(割安株)だと思いますがその場合はスイングトレードではなく、長期取引になります。
②一時的なマイナスに耐えられるか
相場の大きな流れに上手に乗って売買ができたとしても、ずっと上昇や下落といった同じトレンドが続くわけではありません。言い換えると、自分の予想に反したトレンドになれば、「損失(含み損)」を抱え続ける状態になることもあります。
その場合、プラスになるまでポジションを持ち続けなければならないストレスや、「本当にプラスになるトレンドに変わるのか?」という不安に、ずっとさいなまされるかもしれません。これもデメリットのひとつでしょう。
③土日の休場でのサプライズ
スイングトレードで一番やるべきではない保有の仕方で、土日の休場日をまたいで保有することがあります。たびたびありますが、土日の休場日中に緊急の利下げや戦争の勃発などサプライズが起こることがあります。その場合には週明けの相場は思いもしない方向へ大きく変動することもあります。
スイングトレードをここなう場合には基本的に長く保有しても金曜日には手じまいしておくことが鉄則になります。
勝つための秘訣は負けない事
FXで勝つ人と負けている人の勝率(予想どおりに利益が出た)は55%程度でほぼ同じです。しかし勝っている人と負けている人の唯一の違いは、負けた時の損失額です。
FXで失敗する人の大半は、損切りをしなかった、もしくは、損切りルールを決めたにも関わらず「もう少し待てば上がるかもしれない」という根拠のないポジションの保有をしてしまうのが原因となっています。
かく言う私も同じく、損切りができずに今までの利益の大半を吹っ飛ばしてしまったことがありました。
とにかく、株もそうですが、新規で購入した場合には損切りの設定だけは絶対にしておきましょう。
損失をできる限り減らしておけば、次の機会に回収することも簡単です。
まとめ
株などの短期取引では、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードの3種類があります。その中でも、スイングトレードがサラリーマンの副業には一番向いています。
スイングトレードは画面に張り付いてテクニカル指標などを常にチェックする必要はなく、銘柄選びの際にちょこっとチェックすればことが足ります。
うまくトレンドをつかんでしまえば、大きく稼ぐこともできます。
スイングトレードの注意点としては、一時的なマイナスになったときに耐える忍耐力が必要になります。また、土日にサプライズが起きることも想定し週またぎの取引は原則行わないことが大事です。
勝つために一番必要なことは負けたときにどれだけ損失を少なくするかにかかっています。新規で購入する場合には損切りのルールを同時に設定しておくことが鉄則です。
私は、基本的に4時間足を利用して、基本的にデイトレード~スイングトレードの中間ぐらいの取引を行っています。まだ、試行錯誤中で確固としたルールが定まっている状況ではありませんが、自分の中でのルール作りを進めています。
スイングトレードは最大でも1週間ほどで損益が見えてきますので、比較的短期間で投資効果等の判断ができ、軌道修正することができます。また、一般に「ダマシ」と呼ばれる相場のノイズも4時間足以上で大半を消すことができます。
プロトレーダーの罠に引っかからないためにもスイングトレードが一番望ましい取引スパンだと思います。
今回は、スイングトレードのあらましを簡単に説明しましたが、次の機会にはもっと詳しく説明したいと思いますので、楽しみにしてください。