新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインが様々な業界で発表されていますが、アウトドア派の方には一番影響がありそうな、登山・スポーツクライミングについてのガイドラインについて以前ご紹介しました。
このガイドラインから派生した岩場でのクライミングに関するガイドラインについて今回はご紹介したいと思います。
内容も短くて私の解説もほぼ必要ないかもしれませんが、わかりやすく説明したいと思います。
これに目を通してから、岩場に出かけましょう!
作成者
公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会 (クライミング普及委員会)
趣旨
岩場でのクライミングの再開に向けた基本的なガイドラインです。
山岳救助関係者、医療関係者、山域圏内の住民、そして山岳スポーツ仲間への相互感染を防ぎ、予想される第二次感染症拡大防止に貢献したいという思いで作成されています。
具体的な対策
◎国、地方自治体、スポーツ庁、日本スポーツ協会等のガイドラインやルールを遵守しましょう。
◎その岩場に独自のルールがある場合にはそのルールを遵守しましょう。
◎発熱、咳、倦怠感、息苦しさ、味覚・臭覚の異常等の症状がある、家族に感染症陽性とされた人がいる等、自らが感染している可能性がある場合には、クライミングを見合わせましょう。
◎三密(密閉、密集、密接)をできるだけ避けましょう。
◎移動中、クライミング中にかかわらず、事故を起こさないように注意しましょう(感染者が事故を起こせば、救急隊や医療関係者に感染拡大のリスクがあるため)。
◎岩場への移動(アプローチ含む)に関する注意
・ 移動中の三密に留意しましょう。
・ 移動中はマスクを着用しましょう。
・ 地元住民とは距離を保ちましょう。
・ 定められた駐車場以外は利用しないようにしましょう。◎岩場での行動に関する注意(三密のうち密集、密接に注意)
ガイドライン抜粋
・ 岩場で密集・密接のおそれがある場合には、マスクを着用しましょう。
・ ロープをはじめとするギア等は持参し、共有しないようにしましょう。
・ パーティーは4 名以下を原則的単位とし、パーティー内でも距離を保ちましょう。
・ 他パーティーと距離を保ちましょう。
・ 用便の場所・方法に注意しましょう。
・ 全てのゴミはビニール袋に密閉して持ち帰りましょう。
移動中のみマスク着用とのことです。クライミング中は外しても構わないようです。
また、感染拡大を防止するため、少人数での行動、通常言われている以上の身体的距離を置くことも求められています。また、ロープなどのギアは共有しないように持参する必要もあります。
まとめ
本当に基本的なルールしか書いてありませんが、これを守れない者が多いのも事実です。
岩場ではそれぞれ独自のルールがあり、そこのルールを事前に確認しておく必要があります。用便なども確認してきましょう。
気分をリフレッシュするためにもクライミングは最高ですが、最低限のルールは守って行動しましょう。