九州で大雨の被害が拡大していますが、今年は災害が多い年になるのでしょうか。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、早く、梅雨が終わることを願います。
今週は為替相場はどうなるのか、テクニカル指標を使って分析したいと思います。
私も実際に、FXをやっていますが、ここ数週間、ポジションを取るのが難しい状況でしたが、久しぶりに週末ポジションを取りました。
主要通貨ペアの見通し
米ドル円
ローソク足を見ると、活発な売買はされず、上値下値の感覚が狭く落ち着いた感じです。
移動平均線を見ると短期・中期・長期ともほぼ横ばいとなり収束しています。
MACDはマイナス圏でゴールデンクロスして、そのまま上昇しています。
RSIは買われすぎエリアから抜けましたが50%ラインまで下がる気配はありません。明確なサインはでていない状況です。
売買のポジション取りは難しい状況です。
ユーロ円
ユーロ円は、下落が止まり、上昇に転じています。
ローソク足を見ると連日ヒゲが伸びる展開が続いています。高値と安値の感覚が狭い陽線ですが下ヒゲが伸びていますので、上値が重いながらも上昇しそうな形です。
移動平均線の短期と中期のラインがクロスしたあと、長期ともあわせて上昇しています。完全に上昇トレンドです。
MACDはプラス圏でクロスし上昇しています。弱い買いのサインです。
RSIは買われすぎエリアで横ばいを続けています。サインはでていません。
移動平均線は上昇トレンドで買いのタイミングになっているのかもしれませんが、全体的に上値が重そうなので、ポジションを取るべきではないのかと思います。
豪ドル円
ローソク足を見ると、値幅が狭く積極的な売買は行われていない印象です。売買サインはでていません。
移動平均線は短期と中期が接触しそのまま一緒に上昇に向かっています。長期も上昇方向へ向かっており、完全な上昇トレンドです。
MACDはプラス圏でクロスしてそのまま横ばいを続けています。
RSIはだらだらと50%のラインから買われすぎ方向へ上昇しています。売買のタイミングではありません。
移動平均線がサポートラインとなって上昇していますが、他のサインが今ひとつなので積極的なポジション取りは難しそうですね。
NZドル円
ローソク足を見ると、このまま上昇しそうな状況です。
移動平均線は短期、中期と長期ともに上昇しており、完全に上昇トレンドとなっています。
MACDはプラス圏でクロスしてから上昇に転じています。弱いながらも買いのタイミングを迎えています。
RSIは50%ラインを下から上に抜け買われすぎエリアまで突入しました。少し遅いですが買いのタイミングです。
買いのタイミングですが、上値は限定的で、再度下降に転じるかもしれません。非常に判断を迷うタイミングです。
ポンド円
ローソク足を見ると高値と下値があまり離れておらず横ばいが続いています。強いて言えば上昇する形になっています。
移動平均線は、短期が長期とクロスし、その後上昇に向かっています。短期、中期と長期ともに上昇に向かっており完全な上昇トレンドとなりました。
MACDはマイナス圏でゴールデンクロスしそのまま上昇しています。少し遅いですが買いのタイミングです。
RSIは50%のラインを下から上に抜けて横ばいとなっていましたが、その後一気に買われすぎエリアまで突入しました。売りのタイミングが近くなってきています。
短期ですが上昇しそうな雰囲気です。下落のタイミングは近いですので深入りは禁物ですが、買いポジションを取っても良いと思います。
南アランド円
移動平均線は短期と中期が上昇に向かっています。長期は横ばいとなりました。
ローソク足は、高値と安値が非常に近く上にも下にも短いヒゲが伸びていますので拮抗した状況です。売買のタイミングではありません。
MACDは0のライン付近でクロスし上昇しています。買いのタイミングにはなっています。
RSIは買われすぎエリア付近を横ばいしています。売買のサインは出ていません。
過去の状況を見ても、この辺りでいったん値動きが収まりそうな状況ですが、新規ポジションをとるタイミングではありません。
来週のねらい目 通貨ペア
今週も、特にねらい目だと思われる通貨ペアはありません。
まとめ
全体的に値動きが鈍い状況です。上値が限定的になりますが買いのタイミングの通貨ペアもあります。
中期的な戦略になりますが、大体、この数か月で、今の値が大体基準ラインとなって上昇と下降を繰り返しているように思われますので、売りでも買いでもポジションを取って、利益が出たところで決済するという感じでもよいかと思います。