株式投資で、個別株で永遠の命題が「バリュー株」を買うのか「グロース株」なのかだと思います。
今回は、バリュー株とグロース株のメリットとデメリットを説明し、私の結論をお話ししたいと思います。
先に結論を言ってしまえば、経済が回復するまでの短期は「グロース株」で、その後は「バリュー株」を狙うのが良いと思います。
それでは詳しくご説明いたします。
バリュー株の特徴
メリット
メリットは大きく分けて3つになります。
- 放置してもダメージが少ない
- 大化けする可能性がある
- 売るタイミングがわかりやすい
購入時点が割安なので、これ以上値下がりすることを警戒しなくても良いと言うことが最大の利点です。
また、そのようなリスクが少ない中で、大化けする可能性もあり、何十倍に株価が上がることもあります。
基本的に損切りの必要がないので、株価が上がって割安株で無くなったとき売ればよいので売るタイミングもわかりやすと思います。
デメリット
致命的なデメリットがあります。
- いつ値上がりするかわからない
- 経営状況等の判断が難しい
はっきりいって、いつ値上がりするか全く読めないところがバリュー株の致命的なデメリットです。基本的に長期で寝かせておいてそのうち当たればよいだろうと言うぐらいの気持ちでないと待ちきれないと思います。
また、今の割安状態が、ただ単に経営状況が悪いから下がっているのか、今後も良くなることはないのか、そこの判断はプロでも見極めが難しいところです。
投資方法
とにかく初心者向けです。
私のようなサラリーマンであれば、小まめにトレードできませんので、放置しておいても構わないバリュー株は副業に最適です。
銘柄選びが一番難しいですが、自分が好きな分野であればそれに関連する企業を見極めることは比較的容易化もしれません。
ゲームが好きであればゲーム関連会社に絞って探してみると良いかと思います。
グロース株の特徴
メリット
メリットは、以下の2点でしょう。
- 値上がり幅が2~10倍以上になる
- 比較的短期間(数年以内)に上昇する
ということで、短期間で大きく稼ごうと思えばグロース株は最適です。
デメリット
しかし、ハイリターンがあると言うことは当然リスクも高いです。
- 激しく値動きする(売買が活発)
- 暴落する可能性がある
- 設立から日が浅い企業が多く配当が少なめ
悪いニュースがあれば、突然、暴落することもあります。
劇薬という言葉がぴったりかもしれません。
投資方法
簡単に言ってしまえば「グロース株」は中上級者向けです。
リーマンショックなど市場が大暴落する場合には当然値下がりしますが、経営状況が良い企業などはすぐに株価が回復していきます。
比較的短い期間で利益を出そうと思えば最適ですし、不況の中でも決算状況が良い企業は安心して投資することができます。そのため、市場の中でも値上がりしやすい特徴があります。
とにかく、市場の情報を常に入手し続け、いつでもトレードできる体制にないと足をすくわれる可能性があります。
まとめ
「バリュー株」は結果が出るまでに非常に時間がかかり、場合によってはいつまでたっても値が上がらないかもしれません。しかし、暴落することなく失敗してもダメージが少ないですので、私のような個人で初心者は、バリュー株でしばらく経験を積んだ方が良いのかもしれません。
しかし、今回のような暴落があった場合には、「バリュー株」に比べ「グロース株」が値下がり幅が少なく回復も早いです。もちろん、ばらつきがありますので、銘柄の見分けは必要です。経済状況が悪い中でも、世の中のニーズに合った産業を選び、財務状況や今後の経営方針などを見極めていかなくてはなりません。
グロース株は経営状況などが良くなくなった場合には急激に値下がりします。十分に注意を払いながら、短期的に保有して当面の利益を出しておくことが、一番儲かると思っています。
個別株を買うのが本当に難しい場合には、ETFなどを購入しておけば、複数銘柄への投資となり、暴落することはありません。
投資家それぞれの戦略で「バリュー株派」「グロース株派」に分かれていますが、最終的には自分がしっかり分析して納得できる会社の株を購入することが一番だと思います。
株式は短期(デイトレード)の場合は、ゼロサムゲームになりますが、長期で見れば経済成長や配当で必ずプラスサムゲームになります。自信をもって長期投資に取り組んでいきましょう。