安倍首相新型コロナウイルス経済対策の記者会見
安倍首相が新型コロナウイルスに関する経済対策等についての記者会見が3月28日にありました。
皆さんも記者会見や関連したニュースを見て、不安に思ったり、具体的にどうなるの?など疑問が増えてしまったのではないかと思います。
私もこの記者会見を見て、全然、具体がなく、でどうなの?と思ってしまいました。
当然私が発言したことが反映されることはありませんが、多少でも皆さんの疑問などが解消できるよう、私が思ったことや、提案を書きたいと思います。
これから長期戦になるようですので、その長期戦に向かうための参考にしてください。
安倍首相の記者会見で気になったこと
新型コロナウイルスはいつまで続くのか?
「新型コロナウイルスが終息するのはいつまで続くのか?これは世界中の首脳誰もがわかっていない。」とおっしゃっていました。
確かに今の状況では、いつ終息するかは判断できないと思います。
ただし、私はいつまでなのか、ある程度の目安が欲しかったです。わからいということが不安で仕方なく、次の手を打つこと、これからの事業展開をしていくことができません。
その中で出た「長期戦」
「この未知なるウイルスとの戦いは長期戦になる。」とおっしゃられました。
この覚悟は、必要だと思います。
新型インフルエンザと同じで、多分、このまま広がって、ワクチン等の対応でこれから長い間付き合っていくことになるのだと思っています。
むしろ経済の立て直しの方が厳しい長期戦だと思います。
オリンピックの開催時期
「オリンピックの開催を約1年延期した。」との発言もありました。
この状況を見て、オリンピックを開催しても正気の沙汰ではありません。当たり前の判断だと思います。しかし、どう考えても1年後に延期しても終息していないのではないかと思われます。
そして、改めて選手選考を行う競技もあると思いますので、イベント等の活動自粛がされている中で選考や強化が間に合うのか疑問が残ります。
発言の矛盾
終息の見込みが立たない中で、オリンピックの開催は2021年の7月で調整に入っているようです。完全に矛盾した行動です。
これは、暗に、その時点では、ワクチン等の開発が進んで、終息に近い状況になっていると日本政府や主要国が判断していると思われます。
であれならば、記者会見では、具体的にそこまで発言しても良かったのではないかとも思いました。
現金給付
「経済が回らくなり、困っている企業や個人に現金給付する。」との発言がありました。今回の記者会見でこれが目新しい発言でした。
今まで、麻生太郎大臣が、「金券で」という発言を繰り返していましたが、ここに来て「現金給付」するという発言は驚きました。
リーマンショック時以上の現金給付を行うとのことですが、どのような内容になるのか気がかりです。
治療薬の開発
既存の薬を、治療薬として試験しているとのことでした。
こちらは、かなり早い段階で治療薬の承認が出るのではないでしょうか。多分、急いだ分、副反応等の影響もあとから出てくるかもしれませんが、救える命があるなら早めに承認し治療に使用するべきだと思います。
私の提言
経済対策はスピードが命
経済対策はスピードが命です。
様々な要件を設けるのも大切かもしれませんが、福祉政策ではなく経済対策です。世の中でお金を回すのが一番大事です。生活困窮者に支援をするのは福祉政策です。お金を使うのはある程度、裕福な層になってしまいます。そこは仕方ないと思いますので、できる限り国民全員にいきわたるようにした方が、結果的には一番経済効果が高いと思います。
また、現金給付にあたり所得制限などを儲ければ、その判断をする基準の作成や、判断作業に時間がかかり、余計な時間と経費をかけて給付することになります。時間がかかれば経済に効果が出るのがそれだけ遅くなるということです。
今、大半の企業が1年の利益分だけの赤字が発生してしまっています。本当にこのままでは全ての企業がつぶれてしまいます。
早く、お金の給付をし経済を回していかなければ、取り返しのつかない状況になってしまいます。オリンピックの開催など夢に消えてしまいます。
3週間程度の非常事態宣言
現金給付を行って経済を回そうとしても、活動の自粛などしていてはお金が使えません。経済効果を発揮するためには、早く通常通りの経済活動が行えるように活動の自粛を解く必要があります。そのためには、日本国内での新規発生を出さないことが必要です。
本当に、仕方ないことかもしれませんが、21日間の非常事態宣言を発令して、完全に封じ込めてしまわなければいつまでもずるずると経済にブレーキをかけ続けることになってしまいます。
非常に困難なことですが、経済を早く回復させるためには一番良い方法だと思います。
企業に新たな仕事を与えること
戦後の日本では、軍需産業に新たな仕事などを国が与えていたと思います。
現在、アメリカなどは、各企業に働きかけて、新型コロナウイルスに対応するため必要な物資の開発等ができないか打診しています。日本でも、各企業に働きかけて開発をさせ、そこでできたものを国が買い上げるなど、新たな産業を生み出していくことも必要です。
各企業とも資金繰りが厳しくなっていると思いますが、現金給付だけで終わりでなく、こう言った新たな産業分野の開拓なども行い、国主導で企業活動の展開を図っていくこと(仕事を作っていくこと)も大事だと思います。
災害対応の検討
今、この状況で、東日本大震災のような災害が発生した場合、日本国内は完全にパニックになってしまいます。
避難所を開設しても、今までのように、体育館に集まるような対策は、住民も行政もできません。新型コロナウイルスに対応した避難所マニュアルや運営方法を考えておかなくては、大変なことになります。
これをやっておかなければ、完全に日本は終わってしまいます。
人気取り政策はしない事
マスクを国民全員に配布するなど全く意味のないことはしないで欲しいと思います。
ネット等を見ると、どこどこの市では住民全員にマスクの配布をしたなどというニュースが流れていますがそれに一体何の意味があるのでしょうか?基本マスクは使い捨てです。健康な人が1回使っただけで捨てられてしまうものを配布してそれが何になるのか?
むしろ、病院や福祉施設などに集中的に配布して、クラスター発生させないようにすることが、重要だと思います。
まとめ
私の提言をまとめると、
- まず、21日間非常事態宣言を出し、国内で完全に封じ込め対策をする。
- この21日間で、現金給付などの経済対策を準備し、実行する。
- この21日間で、災害対応マニュアルも準備する。
- この21日間で、新薬の承認を出す。
- 21日後には、国内すべての経済活動を再開する。
- 輸出入関連産業に対しては、新たな国主導の仕事を発注する。
もちろんこれは、始める前に、首相が記者会見を開き実際にスケジュールを全国民に届けることが重要です。
詳しく書きたいことはたくさんありますが、この程度で終わりにします。
私の意見に賛同いただける方は、ぜひ、拡散もよろしくお願いいたします。