ロボアドバイザーとは
皆さんはロボアドバイザーをご存じだろうか?
ロボアドバイザーとは、AI等の技術を利用して投資のアドバイスを自動的に行ってくれるシステムの事で、人のように全く感情が入らない取引もできます。
個別の銘柄や投資先を選定するのが面倒な方や、仕事やほかの事で十分に投資に時間を割けない方でも簡単に資産運用ができるようにしたものです。
IT上のロボットですので手数料も安いです。ただし、日々精度を上げていく、運用しながら改善していくものですので、予想以上の損害を被ることもあります。YouTubeにもいろいろな方が実際に運用した結果を出しておられますので、そちらをご覧になるとイメージが良くわかると思います。
ロボアドバイザーには2種類ある
ロボアドバイザーは大きく分けて、2種類あります。
アドバイス型
アドバイス型は、我々、顧客が申込時に指示した投資方針に基づいて、アドバイスするものです。実際に機械が売買する訳ではありません。
ロボアドバイザーの指示に基づいて自分が判断して、売買取引を行うことになります。
投資一任型
投資一任型とは、投資に関するアドバイスをするだけではなく、実際に資産の運用も行うロボアドバイザーです。
確実に運用益がでるのであれば、まさに不労所得マシンとも言えると思います。(出資法等に触れるので、元本が保証されるとは絶対に言えません。)しかし、運用成績を見ると今のところそこまで良くないのかなとも思っています。
便利機能
投資一任型のものには各社が様々な便利機能を付けています。また、投資家が魅力的に感じるような様々な仕掛けなどもあります。
自動積立機能
毎月定期的に積み立てたいときには、自動的に毎月積み立てをしていく機能です。
自動リバランス
ETFや債券などのリバランス(ポートフォリオの見直し)を自動的にやってくれる機能です。
自動再配分
ETFなどの分配金を再投資する機能です。
税率自動最適化
配当など収益により生じる税金をできるだけ抑えられるように、投資商品の見直し等を自動で行う機能です。人間には単純にできない作業もらくちんです。SBI証券が唯一取り扱っている機能です。
自動発注
もちろん、お金を預けて、最初に投資運用方針の指示を出すだけで、あとは勝手にロボが売買を行っていく機能です。
下落ショック機能
急激な価格の下落が発生した場合には、その影響を最低限に抑えるための機能です。楽天証券のみが取り扱っている機能です。
投資一任型で人気は?
一番人気は、「 ウェルスナビ(WealthNavi) 」
ウェルスナビ(WealthNavi)は国内のロボアドバイザー業者の中で取り扱い運用登録者数がナンバーワンです。約、2000億円以上の資産を集め運用しています。
始めるためにはまず、10万円を預け入れる必要があります。
2番目は、「 THEO(テオ) 」
THEO(テオ)は、デザインや使いやすさで人気を集め、最近ではdocomoとの連携で急速に登録者数を集めています。
また、1万円から始められるので、始めるためのハードルが非常に低いです。
そして「楽ラップ」
楽天が提供しているアドバイザーで、特に下落時のリスク低減ができる「下落ショック機能」が魅力です。また、楽天ならではのものとして、世界的資産運用会社との提携で、提案性能が高いです。また、楽天経済圏で生活する方はポイントも有利になります。
その他にも多数会社が提供するロボがありますが、この程度に留めておきます。
実際に私も
非常に面白そうで、私もやってみようと口座の開設まではしてみましたが、口コミやYouTubeでの反応を見る限りあまり良くなさそうなので、今は様子見の状態です。
特に現在の下落局面でどうなっているのか見極めてみようと思っています。
まとめ
今回はらくちんに資産運用ができる「ロボアドバイザー」の入り口部分を簡単に説明してみましたが、いかがだったせしょうか?投資は良くわからないのでロボに任せてみようと思われる方はぜひ、やってみてください。
私の個人的感想は、若干、金融機関に騙されているのかなとも思います。運用成績に対して手数料が高くついてしまっているような気がします。逆に手数料が高いから運用成績が上がっていないのかもしれません。特に税金自動最適化機能はある程度利益を損失で埋めるような機能なので仕方がないのかもしれません。
今のところは普通に投資信託程度で良いのかなと感じています。