私は、株式投資の手法として、スイングトレードを始めていますが、スイングトレードに向いている株式銘柄と向いていない銘柄があると思っています。
ETFなどを除いて国内の株式銘柄は約3,800もあります。その中で、銘柄を探していくとなると意外と大変だと思います。
有名なデイトレーダーの話を聞くと、意外にも、投資先の銘柄はかなり限ってトレードしていると良く言われます。
たくさんの銘柄を追いかけると、トレードの情報が多くなりすぎてトレードのタイミングが遅れてしまうとのことらしいです。
スイングトレードの場合はタイミングがずれてしまうことはある程度許容の範囲ですが、銘柄それぞれでクセがあります。このクセをある程度見極めるためにも、銘柄はある程度絞っておいた方が良いのかもしれません。
今回は、私が、スイングトレードの際に注目している銘柄5つについてご紹介したいと思います。
皆さんも、トレード先に迷ったらぜひ参考にしてください。
スイングトレードに向いている銘柄の条件
スイングトレードに向いている銘柄は、簡単に言えばスイングトレードで利益が上げやすい銘柄と言うことです。
スイングトレードは数日~数週間で利益を出すやり方ですので、大きく2倍、3倍にしようと考えるわけではありません。簡単に言えば、「安く買って高く売る」しかもトレンドに乗ってと言うことです。
ですので、以下の5点がスイングトレードに向いている銘柄の条件になります。
- 流動性が高い
- 出来高 50,000株/日以上
- 上昇トレンド
- 予算 10万円以内/100株
- 信用倍率 2.5以下
流動性が高い
流動性が高いとは、基本的に多数の人が売り買いを頻繁にしている銘柄と言うことになります。そのような株式であれば、いつでも売り買いができ、売買のタイミングを逃すことがありません。利益確定や損切りがいつまでたってもできないのであれば、スイングトレードにとって致命傷です。例えば、一般に大型株と呼ばれるものであれば基本的に大丈夫かと思います。また、PTS取引の画面で確認するとわかりますが、全く取引されていないような銘柄があります。そのような銘柄には注意が必要です。
出来高 50,000株/日以上
出来高は日によって随分と違いますが、大体の感覚として1日あたり50,000株以上の出来高がある銘柄を選びましょう。最低でもこれくらいの出来高がないと例えテクニカル分析上上昇トレンドでも、直ぐにトレンドが変わってしまうので注意が必要です。全く注目されていない小型株などは、出来高が何千という単位のところがざらにあります。
上昇トレンド
これが一番大事でわかりやすいかと思います。
スイングトレードはとにかく、「流れに乗って、安く買って高く売る」これが基本です。トレンドができていないのに安いから、これから上がると思って買うのは長期投資の部類に入ります。とにかく上昇トレンドの中で差額で稼ぐというスタンスで行かなければ全く意味がありません。
私は、移動平均線(5日と20日)を利用してトレンドを把握しています。この二つが力強く上向いていれば間違いなく上昇トレンドだと判断しています。
予算 10万円以内/100株
スイングトレードで失敗するパターンとしては、慣れないうちから大金をつぎ込んでしまうというものがあります。自分が買って損して、心が折れてしまうことがない範囲、リカバリーができる範囲で予算を決めて銘柄を選ぶべきです。
また、今回は10万円以内と書きましたが、極端に金額が高い銘柄は値幅は大きいですが、株価に対する騰落率はあまり高くありません。スイングトレードではあまり無理をしなくても10万円程度の銘柄で十分稼げます。自分の身の丈に合ったトレードに心がけましょう。
信用倍率2.5以下
この項目はあまり意識しなくても良いですが、これからの相場の方向性を知るために参考程度の情報になります。
信用倍率は、信用取引において買いの残りの割合が売りの残りに対してどれくらいあるのか知るための倍率です。普通は信用買い率が1を超えると過熱と言われますが、上昇トレンドに乗っている銘柄を選びますので当然1を超えていても問題ありません。それよりも2.5を超えていると過熱しすぎでもうすぐ終息しそうだと判断するレベルになってきます。
ただ、テンバガーなどの銘柄であれば例え2.5を超えてもそのまま上昇していきますので、あくまでも目安ととらえておけばよいと思います。
このような条件で探していけば必ず良い銘柄に出会うと思います。
スイングトレードに向いていない銘柄の条件
スイングトレードに向いていない銘柄の条件は、簡単に言ってしまえば、向いている条件以外全てとなります。
上昇トレンドが全く発生していないバリュー株などは特に向いていません。バリュー株と言っても株式市場に上場してからすでに20年近く経過しているのに、ほぼ万年バリュー株などは長期投資にも向いていません。
とにかく、強い上昇トレンドがなければ、スイングトレードには全く向きません。
何かしらの発表があり、急激に値上がりする銘柄もありますが、そのような銘柄もその後上がり続けるのかどうかトレンドが発生するのかどうか見極める必要があります。
とにかく上昇トレンドがない銘柄は全てスイングトレードには向きません。
私が注目する銘柄5選
上記の条件を踏まえて私が現在注目している銘柄は以下のとおりとなります。
- 2374 セントケアHLDG
- 3853 アステリア
- 5009 富士興産
- 6445 蛇の目ミシン
- 7187 ジェイリース
この5つの銘柄はジャンルも違いますし、ねらい目かと思います。
まとめ
私が行っているスイングトレードは、その性格上、向いている銘柄と向いていない銘柄が存在します。
向いている銘柄は、基本的に現在上昇傾向(トレンド)で数日から数週間で利益が見込めるものになります。
具体的にスイングトレードに向いている銘柄の条件は、
- 流動性が高い
- 出来高 50,000株/日以上
- 上昇トレンド
- 予算 10万円以内/100株
- 信用倍率 2.5以下
ということになってきます。
この条件で選定していくと、現在(2020年8月23日)注目するべき銘柄は
- 2374 セントケアHLDG
- 3853 アステリア
- 5009 富士興産
- 6445 蛇の目ミシン
- 7187 ジェイリース
が、上げられます。
これらは東証1部の銘柄のみですが、マザーズなど他の市場にもたくさん存在します。
できれば、自分で探してみてください。もっと伸びそうなものはありましたが、数が多くなるのでやめておきました。
今回、今時点でスイングトレードに向いている銘柄を掲載しましたが、少ない資金でスイングトレードする場合は1つに絞って集中的に行った方が成果が高いです。
今回掲載した銘柄すべてに投資をするのではなく、自分がこれだと思える1つの銘柄にしぼってトレードを行ってください。きっと良い結果が出ると思います。
幸運をお祈りいたします。